オーストラリアで 山﨑 勲「ぽれーる号」乗船の報告 (Part4)

(4)Hinchinbrook島―Dunk島―High Island
10月11日、Hinchinbrook島北端のリゾートを朝出発し、約20M 北北西にあるDunk島へ移動。天気は晴れですが午後は雲が出てきました。Cairnsから約140km南に14km砂浜が続くMission Beachというリゾート地がありますがその数km沖にDunk島が位置します。島の北側にはリゾートがあり、空港(小規模)、かなり立派なホテルがありました。ビーチの沖にアンカリングして上陸、シャワーを浴びた後、空港の横を通ってホテルへ行き、立派なロビーでカクテルを飲んでくつろぎました。結婚式にも出くわしました。
10月12日、朝6時30分Dunk島出発し、雨交じりの曇天の中、風速20ktの南東の風を受けて、帆を小さめにセットして北上。45MくらいのところにFrankland Islandsと称される幾つかの小島や岩が集まったあるところがあり、その東側を通過しながら、どこかにアンカリングできないかと関船長ははじめ考えられましたが、島が小さくて低く、風波をあまり避けられそうにないため、更に約5M先に見えていた比較的大きくて円錐状の高い山があるHigh Islandの方にしようということで、その風下(北西)側へ行くことにしました。湾があるわけではないので風波が入ってくるけれどもかなり緩和されているのでここでアンカリング。その夜はよく揺れました。日本ではいたるところに漁港があり、私は四国一周したり、九州へ行ったりしたときには、毎晩静かな漁港やマリーナで泊まっていましたが、海外クルージングでは殆ど錨泊だということで、船酔いは大丈夫かなと多少心配していました。しかし、一番揺れたこの夜も何とかクリアーできてほっとしました。もうお亡くなりになりましたが、大阪大学造船科教授でヨットのベテランでもあられた野本先生は著書の中で「ヨットで一番大事な装置は何だと思いますか。それはアンカーです。」と書いておられます。アンカリングの装置が如何に大切でしっかりしたものを用意すべきか今航海で見にしみて感じることができました。関船長は、必ずチェーンにフックをかけてロープでバウのクリートにリードしてウィンドラスには張力がかからないようにしておられましたが大いに参考にしたいと思います。
