勝浦

                                       By  Leciel 田口 彰一

 2009年のお盆休みは那智勝浦にクルージングに行ってきました。那智勝浦はVOCから60Mの距離になります。ここはもう和歌山県。1泊では難しいので、往きは賀田に1泊することにしました。12日10時すぎにVOCを出港、台風8号の影響がまだ残っており、2~3mぐらいの波があって、強い南西の向かい風となりセーリングには良いコンディションではないですが、晴天の夏らしい天気になりました。今回は、エンジンをオーバーホールした直後なので、エンジンのテストも兼ねて、ずっと機帆走で走りました。賀田まで35Mをタッキングを繰り返し平均6~7ntで走り、梶賀漁港に係留したのが午後7時でした。宿泊はいつもの勝三屋。

 翌日は200円で20Kgぐらい出る漁協の氷を補充して朝8時に出港。天気は変わらず、真上りで28M先の勝浦を目指します。賀田を出てすぐにケンケンにシイラをゲット。これはすぐに3枚におろして、バックステーからカゴに吊るしてヒモノにしました。その後もシイラ3本がヒットしましたが、即リリース。お目当てのカツオには今回はふられました。船は鬼が城を過ぎ長い七里が浜沿いに南下して午後1時半に新宮の沖に来ました。新宮の熊野川対岸の鵜殿には煙を上げている煙突がある工場があって目印になります。ここから残り12Mぐらいですが、視界は良くなく勝浦はまだ目視できません。2時間ばかり走って、特徴のある島影とランドマークのホテル浦島が山の上に見えてきました。チャートを確認しながら勝浦入港です。

 
勝浦のヨットの泊地はホテル浦島の前の観光桟橋かその奥の造船所のある入り江の岸壁かが定番ですが、我々は比較的静かという評判の奥の岸壁に槍付けで係留しました。この岸壁にはすでに五島列島からのクルージングの帰りという静岡のヨットが係留していました。観光桟橋には大型のカタマランが係留していました。この日は片付けが終わって、ビールで乾杯したのが午後4時という比較的早い時間に到着しました。

 
勝浦に来た目的は温泉とクジラ料理です。温泉はホテル浦島の忘帰廊が有名ですが行ったことがあるのでまずは町の温泉を探します。地元の人に教えてもらったのがシーサイド熊野灘という宿泊施設の一体になった入浴料¥300円の温泉。魚市場の前の通りを300mぐらい西に行くと青い色が付いた建物がそれです。外見は一見、集合住宅風ですが、中の温泉は広くて綺麗なのでお勧めです。温泉でさっぱりした後は魚市場の前の横丁にあるクジラ料理の「ぷれいぼうい」へ。ここでは、クジラステーキと竜田揚げを食べましたが、昔、小学生の頃に給食で出たクシラの味が蘇り懐かしく感じました。食事の後は町を散策し、漁具屋さんでケンケンの潜行版を買い、明日の昼飯用にと二代目めはり寿司という看板が掛かったお店でめはり寿司を買いました。ここの主人は冷蔵庫に入れると味が変わるので今日食べるなら売りますということでした。翌日食べためはり寿司もそこそこ美味しかったです。

 
 その日は船で宿泊し、翌日4時に起きて食事を済ませ5時に勝浦を出港しました。風はは北に変わって、波も収まってきました。帰りは片上りのラムラインでVOCを目指します。機帆走で12時間かかって、5時にVOCに到着しました。今回はエンジンが快調だったのでほぼ計画通りのスケジュールで運航できました。クルージングはやっぱりエンジンだねと思った次第です。