的矢湾レース

by FOOLS 栃岡 佳樹

 

勝利の予感

“フールズ”その速さの前兆は名阪国道の上野のオービスの歓迎フラッシュに予感された。まだ明け切らぬその道路上で、驚きの赤い閃光であった。伊勢自動車道に入り、他の我クルー中井・今井の車を次々とぶっちぎる。BMWクラブスポーツは快速・快調である!

 

「先んずれば他艇を制す!」とばかりに、いち早くスタート海面に。方針はスピンスタートだが、スタートラインはあまり幅がなく、風向きは本部艇寄りが有利、他艇もスピンスタートになるかもしれず、スタート時の密集でスピンを揚げてトラブルするとかなりの出遅れとなる。スタートぎりぎりまでグッドポジションのキープをして、スピンアップしながらスタートする。

早く着かないと‥

まずまずの2位か3位 でのスタート、他艇もスピンスタートと思いきや、スピンが上がっているのはうちの艇だけである。

風がアビームに振っているがジブセールで並走している先行艇より我艇の方がボートスピードがある。スピンダウンをしてジブアップをも考えるが、このままスピンアビーム続行のほうが得策。じりじりと集団より先行していくが、必然的に沖出しのコース選択となる。しかし風が落ち沖からの風に変わる。フールズにとってはラッキーな風の振れである。あっという間に大きく他艇との水が開き2位艇がどこの艇かの確認ができなくなる。布施田水道をぬけ、麦崎沖の定置網をかわすのに手間取る間に霞が‥‥ 大王崎灯台を西に清虎を東に見て、一路、目的地 渡鹿野島に! 早く着かないと‥‥ 渡鹿野  

わたかの  ワタカノ! 

 

           フールズ 栃岡