答志島(桃取)

by Leciel 田口 彰一

 

 ゴールデンウィーク後半に富川さんのシグネットに三木さんと共に同乗させてもらって、一泊の予定で答志島の桃取にクルージングに出かけました。天気はいいという予報に反して、うす曇りに弱い南風となりメイン一枚上げて機帆走で鳥羽方面を目指します。布施田水道に入ると、五ヶ所湾合同レースのヨットが見えてきました。スピンの艇も見えますが、セイルをはらませるのに苦労している様子が伺えます。先頭は新艇のベンガル7。リーフしたようなセイルで走って行きました。その後も続々とレース艇が続き、富川さんは知り合いの船に声をかけ激を飛ばします。同乗の2人はビール片手に見境なく応援しました。
  

桃取魚港
 天気はぱっとせず、大王崎を越えると、何となく風が冷たく感じられます。視界は5M程度です。機走が続き、やがて加布良古水道を抜け、坂手島と菅島の間を通って答志島の西の桃取漁港へと向かいます。さすがに鳥羽の海は観光船やフェリー、内航船が行き交いにぎやかです。
  桃取は初めての入港のため、古いチャートとCーMAP、パソコンのカシミール3Dを見比べながら慎重にアプローチします。入口正面の網上げ用岸壁に三木さんが降りてヒジキを干している人に泊める場所を聞くと「ここでいいよ」との返事でしたが、水深が少ないようなので、その手前に突き出た岸壁に槍付けで留め直しました。前後して入港してきた36ftのヨットは常連らしくそこに何の躊躇もなく泊めましたので水深は問題ないと思われます。五ヶ所湾に比べれば海の透明度はありませんので水深は見た目で判り難いですね。
この港は鳥羽との連絡船の出入りの時に少し揺れましたが、それ以外は風も当たらず、夜は静かで快適でした。早速、お風呂とお店を探しに出かけます。しかし、収穫は軽油を補充できたぐらいで目ぼしいものはなく、五ヶ所で買い込んだ食料品を料理して、船での食事となりました。なお、テレビはよく映りましたが、暗くなれば寝る習慣がついてしまったのか、ビールの飲みすぎか判らないが夜9時には寝てしまいました。
  

 次の日の朝、大きな船がシグネットの泊まっている岸壁に入ってきました。なんとこの岸壁は鳥羽市のゴミを島の焼却場に運ぶための荷揚げに使っているらしく、船を移動させないといけないかとこちらの心配をよそに、ゴミ運搬船は狭いスペースに見事に着岸しました。という訳で、この岸壁に泊めるならなるべく先端部分の方がいいでしょう。

 8時出港。帰りは答志島を右回りに巡るコースを取りました。答志島と細長い牛島との間は200~300mぐらいの水路で、潮が勢いよく流れており瀬戸内海のような風情があります。答志島の中央部にあるテンマ崎には大きな堤防の新港が出来ておりヨットが数艇停泊していました。周り民家が見当たらないので、多分漁船は少なくここは停泊の穴場かも知れません。富川さんの話では三河湾のヨットは鳥羽によく遊びにくるそうです。五ヶ所の船は鳥羽-五ヶ所レースが無くなったこともあり、鳥羽方面に来ることは少ないと思います。しかしながら、今回のクルージングで結構面白いと見直しました。
 
波切漁港
 小築海島を回りこんで、2ノット近い連れ潮に乗って大王崎を目指します。途中、レース帰りに船に沢山出会いました。途中、昼飯を食べるため、波切漁港に入港しました。港は整備され広くなった岸壁に既に3艇ほど槍付けでヨットが泊まっていました。この波切漁港も五ヶ所からのクルージングに手ごろな場所と言えるでしょう。
  
 お昼のパスタを食べ、港を出ると風は強くなって、今回のクルージングでの初めてのセーリングとなりました。片田の大敷を交す頃になると風が上がり、波を被ってびしょ濡れになりながら、ホームポートに戻ってきました。このゴールデンウィークはよく遊びました。明日から天気も崩れそうだし、仕事復帰に向けてリハビリだね!