白浦

by Leciel 田口 彰一

 2007年のお盆休みは1週間ずっと海にいたので、南洋の土人に間違えられるように真っ黒に日焼けしてしまった。おかげでしばらくの間、会社で肩身の狭い思いをしました。
1週間をどうしたかというと前半はシグネットに便乗して、富川さんと白浦にクルージング、後半はルシェールで三木さんと賀田にクルージング、土曜日はVOC理事会、日曜日はポイントレースと予定は盛りだくさんでした。

 
 白浦は島勝の北隣にあり、四管のホームページの航空写真に写っていた小さな漁港を見て一度行って見たいと思っていた所です。距離はVOCから24マイル、約5時間の航程になります。
朝8時半に出航し、1時過ぎには到着しました。入り口に大きな定置網があり、初めての入港は少し注意がいりますが、白浦は予想どおり静かな港で岸壁の空きスペースも多いところでした。漁師の人の話では、ここにヨットが入ってきたのは初めてとかで通りすがりの人が物珍しげに覗いていきます。
魚市場近くに槍付けで係留した後、1周500mにも満たない小さな町をお店と民宿を求めて散策しました。しかしながら、民宿はここにはないということが判りました。航空写真では港の高台に白い建物があり旅館ではと思っていたのですが、実はここは公民館でした。お店は何軒がありますがこの辺りの漁村の常で目ぼしいものはありません。折角なので、魚屋でイワシのみりん干(300円)を買って船で食べましたが、地元で作られるヒモノは大変おいしくて大正解でした。

 

 町には大白神社という神社があり、白浦の魚船には大漁と書かれた大白神社の赤い旗が立っています。今回、シグネットは青の峰山の青い旗を立てて行きましたが、周りは赤旗ばかりでここはもう熊野の地ということを実感します。

 翌日も晴天。時間もたっぷりあるので島勝と三浦の港を少し覗いてから帰りました。帰り道、阿曽浦沖で珍しい光景に遭遇しました。なんと、1.5mぐらいのサメ数匹が直径数mの円を描いてぐるぐる回っているではありませんか!
イワシの群れを追い詰め食べています。また、その周りにはカツオやシイラが取り囲み、空からは海鳥がおこぼれに与ろうとしています。チャンス!とばかり人間さまも、サメの周りをケンケンを流しながらグルグル回りますが一向に逃げようともしないで黙々とイワシの群れを食べています。ケンケンに掛かった子カツオにはシイラが追いかけてきます。魚の世界も結構生存競争がの厳しいのですね。なお、青の峰山のご利益でしょうか我々も30cmぐらいの子カツオを数匹釣り上げました。もちろんこれは夕食の材料となったのでした。