代表ご挨拶

 

株式会社 志摩ヨットハーバー 代表取締役ごあいさつ

株式会社 志摩ヨットハーバー 代表取締役ごあいさつ
 

 

志摩ヨットハーバーは石原慎太郎氏の発案で昭和46年に開設されてから42年の時を刻んでおります。或る時、コンテッサ号にて世界数々の美湾美港を味わってこられた石原慎太郎氏が、鳥の声以外、物音ひとつ聞こえぬこの五ヶ所湾奥のこの入江にヨットを係泊なさいました。

そしてこの澄み切った水の美しさ、驚くほど穏やかで波一つ無い静謐さ、周りにも一切人工物がない純粋な緑、星々も美しく大空に広がり「まさにここぞオンディーヌの住む入江だ!」と声を挙げてこの「舟隠しの入江」に感動なさったとのことでした。

そこで石原慎太郎氏は、私の父である遠山利三に、この素晴らしい入江にヨットハーバーを建設してはどうかと発案なさいました。幸いなことに、昭和35年に開設した箕面ゴルフ倶楽部が高度成長期の第二次ゴルフブームの最中で余裕ある時勢でしたので、父は海洋レジャー本を買い込んで研究し、喜んで石原氏の提案を受け入れたようです。そして、昭和47年にボートハウスに羽子板桟橋一本のヴィーヴルオーシャンクラブが誕生致しました

ヴィーヴルの名称は、ロケット開発の父で文化芸術にも造詣が深かった糸川英夫博士が、フランス語「VIVRE」を独自に解釈なさって糸川セミナーで伝播なさっていたことから、その解釈を借用し生まれたようです。糸川博士は「ヴィーヴル」の真に持つ意味には、単に「生きる」という単純な意味だけでなく、「学問、芸術、交友など豊かな文化環境と触れ合う」という概念を包含しているとの持論をお持ちでした。

父は、糸川セミナーに毎回出席し、心服して「ヴィーヴル」をクラブ運営理念とすべくクラブ名称を命名したのです。故堤清二氏(西武流通グループ)と父は東京大学の同級生でしたが、その堤清二氏も糸川英夫氏から感化を受け、「ヴィーヴル」名で旅行会社を立ち上げ、文化の香りを流布しようと頑張っておられたことなども良く知られております。

志摩ヨットハーバーは、この糸川博士の「ヴィーヴル」精神に則り、飽くまで静謐な環境を旨とし、美しい自然環境と、自己責任を重んじる人間(ヨットマン)との心の染み渡りを享受できる場とするべきで、勉めて帆走ヨット中心のマリーナであるべきだと、私は父から教えられた覚えもございます。

地味な運営方針ではございますが、幾多の派手な民・公営マリーナなどが経営の行き詰りを余儀なくされておられるなか、志摩ヨットハーバーが42年間に亘り、純粋なヨットハーバーとして成長し続けておられますのも、この経営理念が皆様に通じ、共有できていたからだと確信致しております。

会員の皆様のヨットライフへのこよなき執着心が、当ハーバーへの深い愛着心となって響きあい、共感し合える素地がやはりあったのだと存じ、伝統の年輪に思いを致し、改めましてこれまで寄せて頂いた会員の皆様のご理解に深く御礼を申しるところでございます。

運営会社と致しましても、わが国のより多くの大型ヨットが、「ここがやはり一番良い、安心して逗留できる」と、更に得心して頂けるよう、ハーバーマスター共々、全身全霊を尽くして取り組んで参る所存でございます。今後ともより一層のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。

 

株式会社 志摩ヨットハーバー

代表取締役 遠山 彩子

<<株式会社 志摩ヨットハーバー>> 〒516-0109 三重県度会郡南伊勢町船越3113 TEL:0599-66-0933 FAX:0599-66-0341